一芸に秀でる話。


一芸に秀でる話、

自分は何もかも中途半端で

どんな世界でも上を見上げたらどこまでも

高いみたいなことは当たり前なんだけれども


それでも、これだけは唯一

誰かに胸を張れるみたいな

趣味みたいなものが欲しかった。


でもそうなると目標は

どこまでも高くなるけど

モチベーションみたいなものは

薄れてきそうな気もする。


絵が上手くなりたいとは思ったけども

具体的にこれだけの評価数欲しいとは

考えたことなかった。


売れたら嬉しいと思いながら

売ったことはなかった。


売れたら嬉しい、は

売れることはないと思うけどという

極めて後ろ向きな希望だった。



さておき、一芸に秀でたいけれども

その日思ったことは違うことなのだ。


自分が素敵なレース編みをされる方だと思っていて人が、

たぶんひたすらそれを作ってきた人なんだと思っていた


けれど、週末にウクレレが届くのが

楽しみという話をしていて


レースを編みながら、たまにウクレレを弾き

みたいなそれも良いなと思い始めた。


自分も絵を描き、編み物をし、配信を見る、

たまに買った石を眺め、

ゲームをし、さらにたまに友人と出かける


一芸だけに秀でてなくても良いや

そんなことを考えたりした。


そんな日。




しずく型の方は紫外線と

蛍光灯の下では色の変わる石

とても可愛くて最高の買い物だった。

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