過去に歩いた道の話。


過去に歩いた道、

例えばのんびりとやってくるお客さんを

さばきながら夜を待つ時間


始めは何だかこわいような気もした社長が

とてもあたたかい人だったな

とても優しい人だった


うだる暑さの調理場、

暑くて大変だったけれど

調理中にお客さんの商品を選ぶ様子が見れてよかった。


あれは自分だ、

クロワッサンにサンドイッチ、

どれも美味しいから好きだった。


定職にと気が急く時もあるけれど、

そのまま自分の思い描いていた道を

通っていては想像もつかなかった場所に来た。


今も、そしてこれからも、

そうなんだろう。


きっと困ることになる、

そういう人もいる。

そうだと思う。


はたと気づいた時に、

この道は最短距離ではなかったが

道中で拾った花々は美しいものだったと

山頂にて気付きたい。


出会った人は少なかったが、

先輩の絵は好きだし、

何だかこわい先輩も本当は心優しい人だった。


辛くはない、もしかしたら

これからが辛い道なのかもしれない。


この先何があるかはわからない。

でも今は好きな人とぼんやり

道すがらお茶を飲みつつ

のんびり前進してるのが良い。


そんな日。