入れ替わりでやってくる話。



妹の代わりに猫がやってきて

もしかしたら外でニャーニャーやってる

お腹の空かせた子猫が

毎年増えるんじゃないかと思っていた時期があった。


幸福なことにそんなに毎年毎年

お腹を空かせた子猫がニャーニャー

言ってることがなかったおかげで

うちの猫は2匹で済んでいる。


父は命日付近に猫がお腹を空かせていると

ほって置けないみたいだ。



さておきそんな妹が本当に時々夢に現れる。

家族のもとにはあまり現れないようだ。


ひょんなことで家ネコの1匹が

脱走を図り捕まえようと家族が躍起になっている。


もうへとへとになって帰ってくると

なぜか少し毛の抜けた黒い野良猫が

探してた猫と共にベッドに

ごろりと横たわっている。


自分は洗ってないやや汚い野良猫が

ベッドに横たわってる!

なぜそのままにしてるのかと

妹に詰め寄り尋ねる。


だってその、と何やら口籠もる妹

色々落ちてるしと言われて


部屋の中を眺めると〇〇や××

家族に見られるといささか都合の悪いものが

ベッドから転がり落ちてることに気付いて

はっとなって起きてしまった。


もちろん妹が何を見たのかは

わからないけども心当たりが多すぎて

ゎっとなってしまった。



夢の中ですら片付いてない部屋。

たまに遊びにくる妹を


掃除のされてない部屋に

招待するのはあんまりだ。


掃除したい、物を減らせば良いのか。

落ちてる編み図や横にされてる本、


少しずつどこからかやる気を用意して

珍しく今日の部屋はきれいだねって

ベッドで寝そべる猫を触ってもらいたい。


妹が猫に触らなかったのは

もしかしたら猫に慣れてなかったからかもしれない。


わりと家の猫は優しいので

触るくらいは許してくれること、


慣れると猫は顔やらお尻やら

飼う前では想像できないほど

もこもこさせてくれる

寛大な生き物なのだということを伝えたい。


そんな日。



追記

この夢を見た日、起きて忘れると

いけないと思ってメモをしたが

とても読めるものではなかった。