夢にも出ない矢先の話。


夢にも出ないなんて、いったが

相当疲れていたのか

化粧を半分ほどして

事切れて仕事を休んで眠りこくっているうちに


久しぶりに妹を見た。


うどん屋さんと好きなパスタ屋さんが並んでいて

なんでだろう、うどん屋に並んでいた。


妹がこのうどんを冷製にしてください、

と言っても隣のうどんが期間限定メニューで

冷製なだけで他のうどんはできないと言われた。


横柄な店員にやや自分が沸点上げてる横で

考え直している妹を尻目に

店員は自分たちの後ろの人にメニューを回した。


お子様うどん、冷製坦々うどん、

豚骨うどん。


なんか変なメニューばかりだ。

それぞれ写真が載ってるところだけが優しい。


夢の中の妹は好きだった坦々麺とは

違うものを選んでいた。

冷製なのは好きじゃなかったのかな。


久しぶりに声も聴いた気がした。

ただ姿はメニューを指さす指先だけだった。


自分があまり人と目を合わさないからだろうか。


へんな夢。

もっとまともな夢を見させてくれたらよかったのに。


そんな日。