起きたまま見る夢の話。

 


高さのある草が茂っていて

時々高い木が生えてる。


サバンナの夢を見る。


そこでは自分はシマウマで

意味もなく走る走る。


時々鮮烈な後ろ蹴りを空に向かって放ってみたり

草を食み食み幸福な味を楽しんだりしている。


現実の自分はトイレを磨いたり

棚を磨いたり商品を磨いたりしている。


ただそういったことをしながら

サバンナの夢を見ている。


この間灼熱の道路で轢かれたネズミがいた。

潰れて内臓が出たりしていた。


夢の中のシマウマも

いつかはサバンナの土の上で肉食獣に

食べられたりするんだろうか


幸福なシマウマ、幸福な食事、

食べられたシマウマの命は

食べた生き物の中で引き継がれる。


自分の人生も

時々鮮烈な後ろ蹴りを空に向かって放ち

草を食み食み幸福な味を楽しみ

幸福な死を迎える。

そうあって欲しい。


そんな日。


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“soon”


食べ歩き、そして溶解する話。


どきどきしながら待った。

コミッションでずっと好きだった人に色紙を頼んでいたから。


即売会でスケブを頼んだり、ポスターや絵を買ったりしたことはあったけれど

今回のイベントはすこしいつもと違うみたいだった。


リクエストを主にしているイベントぽい。

アプリを入れなきゃとか

事前メールを送らなきゃとか

色々あったけれど無事入れて良かった。


事前にリクエストしたものを受け取ったり

並んでいる色紙を買ったり

本を買ったりサインをしてもらったりした。


雨は降っていたけれど

美味しいメンチカツをお土産に

ドーナツと喫茶店のケーキと

肉に天丼と色んなものを食べた。


楽しかったからたくさん(当社比)歩いた。

生まれたての子鹿みたいになってぼんやりした時に起きながら夢を見た。


余すことなく飽きるまで

もこもこのくせ毛に指を通した。


モチモチを涼しい部屋で堪能して

ごろごろしながらずっとずっと

観たかった映画を見た。


やりたいこともやったことも

はたと見た夢ですら

全て楽しい日だった。


頼んだ色紙を額に入れたい。


そんな日。



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サバンナ

ラジオ体操の話。


小学生の時も中学生の時も

妹に合わせて夏のラジオ体操

結構参加していたような気がする。


新しい朝が来た 希望の朝だ


誰かと比べるなんてよくないって

言うけれども


朝起きるとこのままでは良くないみたいな

頭上に小さくある曇天がもくもくし始めて

ちっとばかしの希望を運んできて欲しい


とんかつ食べたり寿司食べたり

出かける予定のある日は

希望の朝って感じがする。


現金なやつだ。


録画ラジオ体操も柔軟も

微笑み体操も復活させたい。


笑顔体操やってた時は

言われた通りなんだか顔がスッキリしてた気がする。


とんかつのこと考えながら

小顔とか痩せたいと言うのは贅沢だけども

良いなぁ


希望の朝はカツ丼のかほりかもしれない。


いつになったら朝から丼ものが食べられなくなるのか

少し不安だ


そんな日。


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もこもこ


海の話。


海と川、どちらが好きか尋ねられたら

どちらかというと海が好きだ。


川も好きだけど、寄せては返してを繰り返す

波の音とかしぶきが好きだ。


水平線とか海辺に座ったりのんびりできる。

川面もゆらゆら輝いて揺れるのを見るのが好きだ。


赤ん坊もゆらゆらお母さんのお腹の中を揺らめいてる。


お腹の中をゆらゆらしながらでも

羊水を飲んだり吐き出したりを繰り返して

呼吸の練習をしてるそうだ。


おぎゃーって生まれてすぐ

肺呼吸と切り替わるのかと思っていた。


鼻がツンとしたりしないのか、色々うまくできているな。


天気の良い秋の日に海がみたい。


お腹の中を揺らめいている赤ちゃんに

思いはせたりした。


そんな日。


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新しい朝

失態の数を数えたりする話。


もしかしてその写真の服

裏表反対なんじゃないの⁉︎って言われて


失敬なこの服はリバーシブルなんだって

鼻荒くしたりなんかした。


本当にリバーシブルなんだって。

チェック柄の方しか着なかったけど。


その日着て行った服は裏表が反対だった。

脱いだ服をそのまま洗濯機に入れ


反対になった服をそのまま着たんだろう

器用なことだ。


その日は靴がサンダルだったり

定期を忘れたり、時計を忘れ、


腕時計を忘れることによって

左右が分からなくなったり散々だった。


普段左右が分からなくたって

尋ねられたりしなければ

困ることもないのだが


左のビルだよと言われて

指差す方を確認する間の

ほんの少しの間キョロキョロとしてしまった。


なんだかとても悔しい。

どうしてこう当たり前のことができないのか。


いつものチクチクした気持ちになってくる。


いろんな説明を受けるときにも

期限内に作業しないと損失が発生しますよとか言われて


医者のそういうことは自分できちんと管理しなきゃダメだという言葉にチクチクチク。


結局それは別に関係のない話だったが。


新入社員の〇〇が見学しても良いですか、

思えば友人らも金融関連の仕事に就いた。


丁寧なお辞儀に

友人らの顔が重なるような気がして

チクチクチクチク


劣等感がざわめいて

何か自分を騙そうとしているんじゃないかなんて

根拠もないこと考え、振り払ったりした。


焼肉が食べたい。

難しいことはわからなかった。


あなた方に比べたら自分なんで

矮小なものでしょうみたいな


いつぞのカードを作る際に

家事手伝いと書いて

振り仮名を振った時のことを思い出したりした。


誇れる仕事、誇れる趣味、

街を歩くベビーカーも

みんな自分を置いて行くような気がした。


友人に関しては素晴らしい人々だと思う。

あなたが落としたのは金の友人か銀の友人か

尋ねられたら


いえいえ、私が落としたのは

ありのままメッキのない友人その人ですと

答える気がする。


そもそも友人を池に突き落とすことがないことを祈りたい。

一体どんな状況なんだ。


たかだか1時間説明を受けただけで

いろいろ考えてしまった。


明日からまたネジを巻き

いつものように清掃をする。


今日はよく眠りたい。

枕カバーもベッドも綺麗になったことだし。


待ち望んだ君の誕生日。

ハッピーバースデー。


おおよそ。そんな日。



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“肺呼吸”

星と山の話。



あの頃生徒会に入ってた誰それ。

部長だった誰それ。

水槽の中で声も上げられず白骨した亀それ⁇


自分の周りを渦巻く誰それ。


星々みたいに一定周期で近づき離れる

あるいは流星のように一時だけ近づく誰それ。


近況を知ってる友人なんてそれほど多くない。


あの頃憧れてたあの子とかその子とか。

遠くから眺めると存外おなじ人間なんだななんて感じたりした。


もっと我武者羅に勉強してみればよかったな。

勉強が趣味で勉強が取り柄で、日に何十時間も勉強してますみたいな。


そんな精神病んでまでやる事なのかな

なんて思ったりもしたけども

やればやるだけ結果の出るならやってみれば良かったような。


わからない、センシティブで脆いその人のやわな部分を針で突くような真似なのか。


今回現国のテスト、〇〇に勝ったよって本人の前で舌出した友人もいたけども


なんか自分は……自分はなんて思ったんだろう。


一教科勝ったくらいでってその子は泣いてたような


わからない、全教科平均何点みたいなそういう自分で課した目標に届かなかったからか


受験だからって何十時間も勉強してるって言ってた子らを思えば離れたところで冷めた目で見ていたような気がする。


結果がこの様だから誰のことも笑えぬ。


ただなんか95点以上はキープしたいって言ってた泣いてたその子に


平均点70点でいいやみたいな子がそんな大げさに泣くことかねって陰口叩いてたのを

更に遠くから魚のような目で見ていた気がする。


人には人の目標地点があるわけで

あんたは穏やかな丘っ原で

登山気分かもしれないけども


命懸けで冷たく険しい

何のために登ってるかも傍目にはわからない


エベレストに登頂しなきゃ満足ならんみたいな子もいるだろうと思ったり

思わなかったり言えなかったりした。


高貴なんだから高慢ちきなんだかわからないけどそれだけは何だか彼女に同情したような気がする。


気がするばかりの出来事だ。


丘登ってもエベレスト登っても登山だよって

言ってやればよかった。


もちろん自分自身にだ。


空見ても大地見ても

上みても下見ても人々々。


もし着の身着の儘宇宙遊泳なんて出来る様になったら

宇宙まで来ればひとりでいられるだろうって

周り見たらみんな遊泳してる気がする。



宇宙服を着ながらどこまでも漂うネコに夢の中でなってみたいな。


そんな日。


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“写真

眠い朝の話。

4時頃目が覚めてうとうとする。

3時や2時はだめ。


稀に12時なんかに目が覚めて

眠れなくて朝が来た日は手がつけられない。


眠い、眠気の海をすいすい泳いで

いらぬ労力と戦いながらの仕事になる。


眠気の海を越えて島にたどり着いてから

作業をしようと思っていたが


最近気づいたそれは違う。

遭難中なんだ、向こうに見える島を

目指しているうちに力尽きてしまう。


正しくは昔やった着衣泳のように

ぷかぷかと浮かび


省エネモードで作業しながら

眠気が過ぎるのを待つ。


間違っても昼寝なんて始めたら

夕方が待ってる。


睡魔は強い、手を替え品を替え

我々を布団に呼び込んでくる。


ネギタン塩の夢をお前に見せんと

誘い込んでくる。


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山に登る


メモ帳に書いてから貼り付けてるけども

ボツにしたところから書体が変わってる気がするな。