世界の果てみたいな場所の話。



最近は色々ぼんやりしてる。


風呂に入ればぼんやりしていて、

シャワーのために目をつぶれば

目の前には草木と青空と風の匂いがする。


どこまでも景色が広がってる中

自分は全裸でぽつんと立ちすくんでいる。


良い景色だなぁと思う心の余裕があれば

良いのだけれど


そんな草原に裸のまま放り出されて

シャワーを浴びてもスッキリしなくてまいる。


せっかく就いた仕事だから辞めたくなくて

今の仕事なら半分寝ながらでも

作業できる。


少しずつでも続けていこうと思っていたのに

仕事の日数を減らしてもらって

今週の始まりを切るつもりが


病院に行って熱っぽい日が続いて

それはいついつからで、みたいな話をしたら

すごく怒られてしまった。


ゴールデンウィークって先週の話じゃなかったっけ。


今の時期はどこもお医者さんはピリピリしてるよって言われたけども

そうかもしれない。


行かなきゃがんばらなきゃ〜が

2週間延びたので良いことにしよう。


誰もいない海辺で寝そべって

日が沈む様を見たい。


空が青、橙、むらさき、ピンク、様々に移ろって

それに伴って雲の形が大きくなったり小さくなったり幾つも流れて行って


十二分に満足した頃に

人間の世界に帰りたい。


たぬきだからやむない。

たぬき仲間と空を眺めながらのんびりしたい。


また世界が早く回り始めた気がする。


そんな日。