想い出まくらの話。


想い出まくらとというタイトルがもうすでに良いんだな。


ブログで元彼や死んだ妹の話はするのに

今彼の話してくれないじゃんと言われてしまった。


だって今そこに実在する人間の話すると

惚気とちくりのどちらかにしかならないから。


最近は日中、昼過ぎからすごく眠くて

眠いと戦いながら棚の埃を取っている。


想い出まくら、今日はそれほどおセンチではないけれど

自分死んじゃうのかな、

フッと今日いずれかのタイミングで

灯火を消しますと言われているような


意味もなく地面が揺れて歪んでして

真人間になれないまま死んでしまうんだな

みたいな根拠のない不安に揺られたりしてると


人間、コンロで炙るとどうなるんだろう

ニノ腕の先で試してみよう!

仄暗い実験コーナーみたいなのが

勝手に始まってしまって


そういえば二の腕の先ってなんて言うんだろう、上腕だよみたいな

ツンと袖を引くような思考の外しのおかげで

実践されずに済んでいる。


別に薄給だからプレゼントを

受け取りたくないわけじゃない。

大体薄給だななんて言ってないし。


自分がやってる非真人間電波みたいなのを

受信してるんだと思いなって言うのは

的をいているのかも。


ひとり寂しくなって夜な夜な起き出した時に

想い出まくらに眠れるものが良い。


圧力鍋だと枕にするには少し固いけれど

ニトリへ行き、専門店に行き

これが良いあれが良い言い合ったことや

何回も焼豚作ったり、カレーを作ったり

そう言った想い出が思い出されたりする。


ルースも好きだけど、ルースは自分で買ったものが多すぎる。

仮にプレゼントされて失くしたり

そのうち埋もれてこれは自分で買ったものだなんて思うようになったら

失礼がすぎるみたいなことを考えていたけれど、わからない

そんなことは君にはどうだって良いのかな。


そもそも大きさの割に高いんだ。

マツコが言ってたみたいに、鼻息で飛びそうな石が物によっては結構する。

まぁ天然だったり宝石なんだし……別にそれは良いんだ


ただ思い出の中でも失くししたり埋もれたりさせたくない。

ただでさえ忘れっぽい、ふと目が覚めたら

何もかも忘却の彼方みたいな不安に駆られたりする。


その割に背後から馬鹿みたいな力で

後頭部狙われるような衝撃ばかり思い出して

うなされたりする。


未来、ていないもの

そんな物に温度はない。

未来がないなんて、来てないんだから

永遠にわからない。


過去にならなければ思い出すことはない

ふるいにかけて寂しい思い出ばかりでは……

でも別れた男の思い出を嬉々として思い出すのも精神衛生上良いのか、わからない……


いつか明日死ぬかもしれない自分に

投資(贈り物)なんて

やめたほうが良いよみたいな

拗ねた気持ちになる。


今の思い出が有れば、

あとは思い出すきっかけがあれば

あのご飯、あの道、この橋、あの会場、

十二分なんじゃないか。


わからない、ニット帽、マフラー、

ぬいぐるみ、ゲーム、バッヂ、

自分の方からは原価は高くないが

いろんなものをあげた気がする。


プレゼントはお金ではないって言うじゃん、

気持ちだけじゃなくて気持ちとしての

物体も受け取ってあげたら良いんじゃないか。


拗らせてむてむ、

色々考えしまった。


思えば財布は文具屋を辞めるタイミングで

買ったきりだった。

よく保っているが、そろそろ替え時なのかな。



そんな夜。