唯一無二の話。


唯一にして無二。


私の絵を好いてるけど、

他の人にも同じこと言って

他のところでもキャッキャッしてるの

ゆるせないみたいな

彼氏を取られた女の執念みたいなつぶやきを

忘れた頃に時々見る。


何だか羨ましいな。

ファンてそんなゼロサムなものかな。

あの人のファンでもあり、この人のファンでもあるみたいな

そういうのってファンの在り方とは違うのかな


逆に他の誰も知らない、君だけみたいな

方が重くて自分は苦手だから。


それこそ他でも言ってるでしょって感じ。

作家さんのどんなところを見て

そんなこと言ってるのか気になる。


作品と作者は切り離されるべきかみたいな話

しばしば出るけれど、どちらが正しいのか


画展で作者本人にあってご飯に誘うおじさんが

話題になったりしたけども

自分は作者に本当に認知されたくない。


急に自分がその人のファンに相応しくないような

場違いというか疎外感というか

そういうおかしな思考に染まり始めるから。


ファンを選ぶ作者なんてそう多くないはずなのに。


初めて会った旭さんは

髪が赤紫寄りのピンクの姫カット

ゴスロリバチッとキメてて

自分は即売会なんて初めて行くものだから

ドキドキしてしまって

そして目に焼き付いてしまった。


それからしばらく旭さんの本だけを買いに

即売会へ向かうことが増えたけど

スケブを描いてもらったり楽しかったな。


今思えばどこかで見た(手ブロかな)

エヴァのファンアートを

作者のホームページまで見に行って

日参していくたびに更新ボタン押しまくってた。


ブログで本が出ること知って赴き

それから引きこもって何もかもから逃げてる時は除いて

絵の展示もずっと追いかけてる、なかなか無い縁だ。


さっきの話と矛盾しちゃうけど

そう考えると旭さんは自分にとって

唯一無二な作家のひとりなのかも。


そんな旭さんが漫画を連載し始めたり

好きな漫画のコミカライズを担当したり

ゲームの制作に携わったり


嬉しいことばかりだ。


コロナが収まって、また絵の展示会etcが

再開したりしないかな。


久しぶりに旭さんの絵だけ飾って

旭さんの個展 in My roomしちゃおうかな。


何だかすごく懐かしい頃の

思い出に触れたりなどしてしまった。


そんな日。