2021-01-01から1年間の記事一覧

走り続ける肉体の話。

自分は運動が得意じゃない。けれど走るのは好きだ。それは嘘だ。すぐ息は上がるし胸も痛くなる。颯爽と駆けて自分を追い抜いていく河川敷ランナーを見ると大人しくウォーキングしていなさいと決して言われないが背中から語られるようで人前で走るのはとにか…

風吹く木々と鳥と卵の話。

暑くてジリジリうだる中でも風吹いてるなら外の方が涼しく感じるこの頃。ゴム手袋をはめるためにビニール手袋を外す間そんな何分も時間もかけてないはずだけれど風が吹いて木々が揺れてる。ふと空に目をやると風にあおられながらも木のてっぺんでしがみつい…

行ってみたい国の話。

行ってみたい国の話、それはドイツ。ドイツ語を習っていた頃、話す方の授業の先生はよくドイツにいた頃の話をしてくれた。夏休みかどこかで希望制でドイツに行く話が出ていた。もちろんドイツ語を習っているのでドイツ語で会話をしてもらいますという話しだ…

融解する魂の話。

うだる暑さの中、遠くを見て道路の先がじわじわと波打っていたらだいぶ暑いという判定をしている。祖父が熱中症で倒れたという電話が来たり自分自身も暑くてヘロヘロしかけているのでサーバーから出るポカリをカプカプ飲んでいる。今日は暑いよ、溶けるなよ…

共通言語の話。

世界の共通言語、英語。自分は邦画よりは洋画の方が好き。かと言って本は邦書が好き。耳慣れない人名はなかなか覚えられなくて誰が誰なのか行ったり来たりしてしまう。最近になってそれは別に和名でも変わらないような気がしてきた。さておき共通言語の話。…

蝉時雨の話。

暑い、最近はいつも暑い。毎日過去最高を更新しているような気持ちがしてくる。ただただ外の清掃をしているだけなのに腕がこんがりしてきている。でも湿度のない分外の方が涼しい。店内はもっと涼しい。トイレは一番暑い。暑いっていう人もいるけども汗が出…

入れ替わりでやってくる話。

妹の代わりに猫がやってきてもしかしたら外でニャーニャーやってるお腹の空かせた子猫が毎年増えるんじゃないかと思っていた時期があった。幸福なことにそんなに毎年毎年お腹を空かせた子猫がニャーニャー言ってることがなかったおかげでうちの猫は2匹で済ん…

過去に歩いた道の話。

過去に歩いた道、例えばのんびりとやってくるお客さんをさばきながら夜を待つ時間始めは何だかこわいような気もした社長がとてもあたたかい人だったなとても優しい人だったうだる暑さの調理場、暑くて大変だったけれど調理中にお客さんの商品を選ぶ様子が見…

それは突然やってくるの話。

突然やってくるそれは昔書いたレビューの景品の販促ポスター。抽選で5名なんて言われるととても貼れないよというようなポスターでも(男性向けすけべブックのポスターだから)額に入れて飾りたいというようなきもちになってくる。マリリンのポスターが3枚と友…

一芸に秀でる話。

一芸に秀でる話、自分は何もかも中途半端でどんな世界でも上を見上げたらどこまでも高いみたいなことは当たり前なんだけれどもそれでも、これだけは唯一誰かに胸を張れるみたいな趣味みたいなものが欲しかった。でもそうなると目標はどこまでも高くなるけど…

はた思い出す話。

しょっちゅうはたと思い出しているので何度か書いた内容かもしれない。でもやっぱりふとした時に働いてるなと思い出したりする。いつも通りのペースでいつもの通りのスペースの清掃集中がふと途切れた時に日がな編み物をしていたり何も考えず空を眺め布団に…

幸せとはカレー粉の香りの話。

良い香りがする、カレー粉ときゃべつとウィンナーの香り。これはとてもよい朝だとベッドからぬるりと這い出て温かいうちにホットドッグを食べようとほくほくしていた。でも冷静になって考えるとこの家で積極的にホットドッグを作るのは自分くらいなもので母…

人生における余白の話

昔はよく電車で本を読んだ。大学では片道1時間くらいの電車に揺られ高校では図書館に籠り、自習室に籠り、日がな本を読んだ。だけれど、今はあんまり読んでいない。電車に乗ってる時間も余白、勉強してる間の小休憩も余白、昔は余白を見つけてその時間を利用…

うれしい話

日々過ごす中で多々嬉しいことはある。誕生日からひと月ほど経って誕生日プレゼントをもらった。念願の圧力鍋だ。とても嬉しい。角煮を作るための鍋がいつからか蓋なしになり、出来上がる角煮は硬い塊肉ばかりになってしまっていた。悲願の圧力鍋、本当に嬉…

遠くから眺める話。

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」とても辛かったりなんかすること、今になって見れば些細なことに見える。本当にそうなのだろうか。墓参りへ行った。偶々すれ違う救急車。救急車や消防車、けたたましい音のする車は苦手だ。止まらな…

はじめての味の話。

なんだかんだ四半世紀生きた。2001年宇宙の旅のテーマが流れてしまう。パーンパーンパーンパパーンで検索して曲が出てくるからすごい。疲れてると調子の良いパンの行列に見える。そんな気もしてくる。パンのお供は永遠に牛乳。それもキンキンに冷えた牛乳。…

茄子に任せよの話。

ナスは美味しい。昔はあまり好きじゃなかったけれど今は夏になるとカレーに入れたり麻婆ナスにしたりいろいろ食べる。ポン酢で食べても美味しいしかつお節で食べても美味しい。煮ても焼いても蒸しても食べられる。ナスに任せて、なすに任せよ。交差点でぼん…

雨雨雨の話。

今週は梅雨なので雨しか降らない日が続いている。これからもしばらくは雨が降りそうだ。雨が降ると靴や靴下が濡れるとか、自転車に乗りながら傘がさせないので難儀することとか色々モヤモヤしてくる。色んなこと布団虫になりながら眺めている時はこんなに雨…

探し物の話。

昔読んだ小説のタイトルが思い出せなくて参った。ただ文明の力様のおかげを持ってしてホニャホニャホニャ〜としたイメージなのに見つかってしまったのだ。天晴れ。見つかった経緯としてはそもそも出版社が分からなくてまず困った。そもそもラノベを自分から…

未来は明るい話。

そんな話をこの間した。東西のトイレを磨き、棚を磨くなどする話の時に。仕事の日数が元に戻るにあたって仕事内容が変更になったのでチェックシートが更新されたりしたのだけれど、事件は起こった。以前もトイレにおうなって言われたりしたその時も何を勘違…

自分でやるの話。

ことに取り返しのつかない話は世渡ればいくつもある。自分でやって自分で責任を取らなきゃいけない最たるものは自分のこの小さな世界では前髪切りに他ならないだろう。普段は美容室で髪切る時に前髪は短めでお願いしますと頼んで後ろ髪が伸びた時に一緒に切…

始めましたの話。

正しくは戻りましたの話なのかも。1日減った仕事が元の日数に戻った。心機一転始めましたに戻る日。体調を崩してやめることがしばしばあったけども続いているので良いことにしよう。床を磨き、トイレを磨き、枯れた雑草なら多少はむしれるはず。東に汚れた床…

もうすぐの話。

本当はもうすぐ予約してたゲームが来るんだって話がしたかった。気付いたら当日が来て、しばらく経ってる。ありがたい話だ。友人に赤ちゃんが産まれてその子のためにマーメイドブランケットを編んでる。なかなかむずかしい。思えば大量のピンクの糸はそのた…

起きたまま見る夢の話。

高さのある草が茂っていて時々高い木が生えてる。サバンナの夢を見る。そこでは自分はシマウマで意味もなく走る走る。時々鮮烈な後ろ蹴りを空に向かって放ってみたり草を食み食み幸福な味を楽しんだりしている。現実の自分はトイレを磨いたり棚を磨いたり商…

食べ歩き、そして溶解する話。

どきどきしながら待った。コミッションでずっと好きだった人に色紙を頼んでいたから。即売会でスケブを頼んだり、ポスターや絵を買ったりしたことはあったけれど今回のイベントはすこしいつもと違うみたいだった。リクエストを主にしているイベントぽい。ア…

ラジオ体操の話。

小学生の時も中学生の時も妹に合わせて夏のラジオ体操結構参加していたような気がする。新しい朝が来た 希望の朝だ誰かと比べるなんてよくないって言うけれども朝起きるとこのままでは良くないみたいな頭上に小さくある曇天がもくもくし始めてちっとばかしの…

海の話。

海と川、どちらが好きか尋ねられたらどちらかというと海が好きだ。川も好きだけど、寄せては返してを繰り返す波の音とかしぶきが好きだ。水平線とか海辺に座ったりのんびりできる。川面もゆらゆら輝いて揺れるのを見るのが好きだ。赤ん坊もゆらゆらお母さん…

失態の数を数えたりする話。

もしかしてその写真の服裏表反対なんじゃないの⁉︎って言われて失敬なこの服はリバーシブルなんだって鼻荒くしたりなんかした。本当にリバーシブルなんだって。チェック柄の方しか着なかったけど。その日着て行った服は裏表が反対だった。脱いだ服をそのまま…

星と山の話。

あの頃生徒会に入ってた誰それ。部長だった誰それ。水槽の中で声も上げられず白骨した亀それ⁇自分の周りを渦巻く誰それ。星々みたいに一定周期で近づき離れるあるいは流星のように一時だけ近づく誰それ。近況を知ってる友人なんてそれほど多くない。あの頃憧…

眠い朝の話。

4時頃目が覚めてうとうとする。3時や2時はだめ。稀に12時なんかに目が覚めて眠れなくて朝が来た日は手がつけられない。眠い、眠気の海をすいすい泳いでいらぬ労力と戦いながらの仕事になる。眠気の海を越えて島にたどり着いてから作業をしようと思っていたが…